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患者満足度調査の実施方法【アンケート項目例】

⏱️ 約7分

患者満足度調査は、待ち時間やスタッフ対応など、患者の実感を数値で把握できる有効な手法です。調査結果を改善につなげることで、再来院率や口コミの向上が期待できます。

この記事では、患者満足度調査の目的・アンケート項目例・実施方法・改善サイクルを解説します。

患者満足度調査の目的

調査の主な目的は次のとおりです。

再来院率の改善策はクリニックのリピート率向上、口コミ対策はクリニックのGoogle口コミ対策で解説しています。

アンケート項目の構成

患者満足度調査の設問は、大きく5つのカテゴリに分けられます(メディカルローグの解説より)。

①回答者の基本情報

診療科・初診/再診・来院回数・性別・年代など。個人が特定される質問が少ないほど回答率が上がります。

②診察の枠組み(待ち時間・予約)

③環境・設備

④医療サービス(医師・スタッフの対応)

⑤その他(自由記入)

「改善してほしい点」「良かった点」の自由記入欄を設けると、数値化できない声を拾えます。

実施方法

調査の実施方法は、次の3つが代表的です。

LINEでアンケートを送る方法は、クリニックのLINE集患の記事も参考にしてください。回答率を上げるには、所要時間が2〜3分で終わる設問数(10問前後)に絞ることがポイントです。

調査の頻度とタイミング

調査の頻度は、目的に合わせて選びます。

調査は継続して比較できることが重要です。設問を変える場合は、前回との比較ができない点に注意しましょう。

回答率を上げる工夫

改善事例の活かし方

調査結果は、次のような改善につなげることができます。

改善後は必ず再測定し、効果を確認しましょう。改善した内容を院内に掲示すると、スタッフのモチベーションにもつながります。

調査実施時の注意点(個人情報と匿名性)

患者満足度調査を実施する際は、次の点に注意しましょう。

オンライン調査の場合は、回答データの保存先(サービス事業者)のセキュリティも確認しましょう。

結果の分析と改善サイクル

  1. 集計:項目ごとの平均点と、低評価(1〜2)の割合を確認する
  2. 優先順位付け:満足度が低く、改善のインパクトが大きい項目(待ち時間など)から着手する
  3. 改善の実施:受付フローやスタッフ配置・マニュアルを見直す
  4. 再測定:3〜6ヶ月後に同じ調査を行い、改善効果を確認する

改善がスタッフの業務負担につながらないよう、勤怠データで残業時間の変化も確認しながら進めましょう。

よくある質問

回答率を上げるには?

設問を絞り、所要時間を短くすることが最も効果的です。また、「調査結果を◯◯に活かします」と目的を明記すると協力率が上がります。

低評価への対応は?

低評価には直接謝罪と改善が必要なケースがあります。クレーム対応の基本は医療クレーム対応マニュアルを参考にしてください。

調査結果をスタッフにどう伝える?

個人攻撃にならないよう、項目別の集計結果として共有し、「褒められた点」「改善が必要な点」を分けて伝えましょう。改善の担当者と期限を決めると実行に移しやすくなります。

オンラインと紙、どちらがいい?

高齢の患者が多い場合は紙、若い世代が多い場合はオンラインが向いています。両方を併用する方法もあります。自院の患者層に合わせて選びましょう。

調査を実施する前に準備することは?

目的・設問・実施方法・集計方法・改善の担当者を決めてから実施しましょう。事前にスタッフへ調査の趣旨を説明し、協力を得ることも重要です。

調査項目は毎回同じでいい?

継続比較のため、コアの設問は同じにしつつ、重点的に改善したい項目を一時的に追加する方法がおすすめです。設問を頻繁に変えると比較ができなくなります。

調査結果の公表は必要?

公表は必須ではありませんが、「院内の改善に活かす」と伝えることで回答率が上がります。公表する場合は、項目別の平均点など個人情報を含まない形にしましょう。

低評価が多い項目はどう優先づける?

満足度の低さと改善のしやすさの両面で判断しましょう。待ち時間のようにすぐ着手できる項目から進め、効果を確認しながら次の項目へ移ります。

まとめ

患者満足度調査は、待ち時間・説明・スタッフ対応・設備など、改善ポイントを数値で見える化できる手法です。アンケート項目は5つのカテゴリ(基本情報・診察の枠組み・環境設備・医療サービス・自由記入)から自院に必要なものを選び、実施方法(紙・タブレット・オンライン)を決めて、集計→改善→再測定のサイクルを回しましょう。匿名性と個人情報の扱いに注意しながら、調査結果はスタッフ教育や院内フローの改善に確実につなげることが重要です。

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