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在宅医療・訪問診療クリニックの開業ポイント — 費用・設備・収益モデル

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高齢化の進展により、在宅医療・訪問診療への需要は急増しています。外来クリニックより低コストで開業できる在宅医療は、これから開業を考える医師にとって有力な選択肢です。この記事では、在宅医療クリニックの開業費用・設備・収益モデルを解説します。

在宅医療クリニックとは——外来クリニックとの違い

在宅医療クリニックは、医師や看護師が患者の自宅や高齢者施設を訪問して診療を行う医療機関です。外来のように患者を待つのではなく、医療者が患者のもとへ出向くアウトリーチ型の医療提供モデルです。外来クリニックが半径500m〜2kmの商圏なのに対し、在宅医療は車で20〜30分圏内(半径4〜16km)を診療圏とします。

在宅医療クリニックの開業費用——外来より低コストで始められる理由

在宅医療クリニックの最大の特徴は、患者を待たせる待合室や高額な医療機器が不要なことです。このため、外来クリニックに比べて開業費用を大幅に抑えられます。

費目外来クリニック在宅医療クリニック
物件取得費300万〜500万円100万〜200万円(小規模事務所で可)
内装工事費1,200万〜2,400万円200万〜500万円
医療機器費500万〜5,000万円100万〜300万円(ポータブル機器中心)
車両費不要100万〜300万円(訪問車両)
合計目安5,000万〜8,000万円1,200万〜4,000万円

つまり在宅医療クリニックは、外来クリニックの約1/3〜1/2の費用で開業可能です。

在宅療養支援診療所(在支診)の診療報酬

在宅医療クリニックの収入の柱は、在宅療養支援診療所(在支診)の施設基準を満たすことで得られる診療報酬です。在支診として月1回の訪問診療で約8,000〜12,000円/人、週1回以上の頻回訪問でさらに高い点数を算定できます。たとえば、在支診として毎月50人を訪問診療し、1人あたり平均10,000円/月の報酬が得られれば、月間収入は約500万円になります。

必要な設備・車両・ICTツール

スタッフ体制と24時間対応

在宅医療クリニックの標準的なスタッフ構成は、医師1人+看護師2〜3人+医療事務1〜2人です。在支診の要件として24時間の連絡体制と緊急往診が求められますが、必ずしも院長が24時間対応する必要はなく、複数医師での当番制や、夜間は連携する他院や訪問看護ステーションに委託する方法もあります。

まとめ

在宅医療クリニックは、外来クリニックより低コストで開業でき、高齢化の追い風を受けている成長市場です。開業費用1,200万〜4,000万円で始められ、在支診の診療報酬を活用すれば安定収益が見込めます。まずはお住まいの地域の高齢化率と在宅医療の競合状況を調査し、在宅医療のニーズがあるエリアを見極めましょう。

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